儲かると思って仕入れた商品が値崩れを起こし、落ち込む経験は誰しもあることです。



しかしそれは本当に落ち込むべき失敗なのでしょうか?
今回は期待値という考え方を話していきます。



トータルでプラスを目指す



「この商品は損をする可能性があるから仕入れができない」



この考え方は少しズレています。
リスクというものはある程度取らないと効率的に稼ぐことは難しいです。



損をする可能性はあってもいいのです。





「この商品は損をする可能性が高いから仕入れができない」



少しマシになりました。
次は期待値という考え方を使い、さらに効率的にしていきます。



期待値とは

サイコロ


せどりの仕入れでいう期待値とは、単純にいくら儲かるのかを数値化したものと考えてください。



例えばサイコロでのゲームを想像してみましょう。
掛け金は1000円で1〜3が出たら負け、
4〜6が出たら勝ちで掛け金が倍になります。
これは勝率が1/2で負ければ-1000円マイナス、
勝てば+1000円なので期待値は+0円になります。



計算は
(1000円-1000円)÷2=0円です。



勝った時だけもらえるお金が3倍になるなら勝てば+2000円、
負ければ-1000円で勝率は五分五分なので期待値は+500円になります。



計算は
(2000円-1000円)÷2=500円です。





2倍付けのゲームをいくらやっても最終的には
プラスマイナス0に近づいていくし、
3倍付けのゲームをやれば
一回ごとに+500円勝つ収支に近づいていきます。



しかし2〜3回やっただけでは全敗ということもあるでしょう。
しかしこれを1000回やればさすがにマイナスってことはないでしょう。



大事なのは期待値というのは数回では結果はでないけど、
数をこなすことにより、その収支に近づいていくということです。



仕入れに期待値を取り入れる



せどりでも期待値というものを出すことは可能です。



例えば、3,000円利益が出そうな商品があるとします。
しかし売れ行きが微妙でライバルがかなり増加傾向にあり、1,000円程マイナスになる可能性もありそうです。



80%で+3,000円、20%で‐1,000円だと仮定します。



この場合、
2,400円(3,000円×80%)-200円(-1,000円×20%)=2,200円
になります。



この商品を仕入れれば平均して2,200円儲かるということです。
後はこの2,200という数字が仕入れ基準を満たしていれば仕入れできるということになります。



正確な期待値は出せない



上記の例で出したパーセンテージは仮説です。
正確な数字を出すことができないので経験が必要になります。



モノレートや出品者数を見て値下がる可能性を出す。
仕入れ場所によっての出品者増加の予想を立てる。



このようなことが必要になりますが経験によりどんどん研ぎ澄まされていくでしょう。
最初こそ分からないかもしれませんが、すぐに慣れます。


マイナスになってもいい理由



せどりをやっていれば数えきれないくらいの商品を扱うことになります。


期待値がプラスでも1個辺りの商品ではマイナスになることは多々あります。



期待値というものは数をこなせば収束していくものなので、1個でマイナスになろうが基準を間違えなければトータルではプラスになります。



だから落ち込む必要はないのです。
仮説の範囲内なら問題ありません。



仮説から大きくズレた場合はなぜそうなったのかを考え、反省し学んでいきましょう。



まとめ



「この商品は期待値が低いから仕入れができない」



このような考え方を持ちましょう。





僕は元々パチンコやパチスロで生活をしていました。
パチンコやスロットには期待値と言う概念が広く浸透していましたので、このような考え方をすんなりと受け入れることができています。



腑に落ちない点、分かりずらい点などありましたら指摘していただけたら助かります。



最後まで読んで頂きありがとうございました。